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第8回 月測位発表会 を開催しました
【開催報告】 第8回月測位研究会
8th Cislunar PNT Conference
日時: 2024年7月24日(水) 13:30-17:00
場所: JAXA 東京事務所(東京・御茶ノ水ソラシティ)
B1階 B101/B102/B103会議室 + オンライン
https://www.jaxa.jp/about/centers/tokyo/pdf/traffic_j.pdf
こちらをご参照ください。
https://upsa-space.com/lunar/
アジェンダ
13:30-13:35 開会挨拶
13:35-14:15
1. GNSS受信機メーカの LEO-PNT への取り組み内容のご紹介
高山 洋史
古野電気株式会社
14:15-14:55
2.カメラ可視光通信システムPicalicoの月面利用
宮本 直知
カシオ計算機株式会社
月面利用設計関連
牧 謙一郎
宇宙開発研究開発機構(JAXA)
14:55-15:45
3. ICG Intersessional Joint Lunar PNT session and LEO PNT workshop
村田 眞哉
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
15:45-16:00 休憩
16:00-16:30
4.月面での測位に向けた月の座標系と時系の概要
岡本すず菜
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
16:30-17:00
5. Ending Remarks
月地球圏の衛星測位システムとルール形成方略
浅里 幸起
宇宙システム開発利用推進機構
17:30- 交流懇親会
標準化WG 第2回会議を開催しました
== 【開催報告】SBIC 標準化WG 第2回会議 ==
当年度2回目の標準化WGを開催しました。
日時: 2024年7月18日(木) 15:00-17:00
場所: JSS ビデオ会議室 (Teams)
配布資料
・標準112-1 議事次第
・標準112-2 会議資料
アジェンダ:
1.前回議事録確認
2.国際標準化に関する討議
(1) 月測位の国際標準:フランスの決断
フランスが議長を務める ISO/TC 20/SC 14/WG8 では、宇宙利用サービス
を担当していますが、地球だけではなく、月面における測位のサプリケー
ションを同WGにて担当することを発表しました。当WGでは、我が国の今後の
対応について討議しました。
(2) フランス提案: GNSS信号レコード&プレイ受信機試験規格の状況
今春、フランスが提案した ISO 25082-1は、新規提案(NP)が国際的に
承認され、規格原案の調整が始まりました。
道路交通だけでなく、すべての衛星測位を対象にして、ソフトウェア
送受信機にて、電波信号を記録し、リプレイするデジタル的に完全管理
された新しい試験方法です。現在の進捗を報告し、日本業界としての
今後対応の仕方について討議しました。
(3) 中国によるGNSS仕様の国際規定への対応
中国は、ISOにて全てのGNSS衛星システムを規定する標準化案を発表しました。
この提案について、日本業界がどう対応していくべきか討議しました。
(4) 自動航行船の高精度地図
前年度末に、船舶海洋分野のダイナミックマップについて国土交通省の
ガイドラインが発行され、これを受けて、民間において、自動運行船向け
地図仕様について共同して策定していくプランが進んでいます。このプラン
を紹介し、参加を呼びかけます。
(5) その他
参加者より寄せられた関心事項について情報提供します。
3.相対位置情報の標準化に関する討議
当WGが開発した「相対位置」のフォーマットについて、ISO国際標準に
していく道筋について討議しました。
4.その他の事項
今後の日程ほか。
※QBICの標準化等の事業を引継いた
宇宙利用ユーザープラットフォーム(SBIC)から配信しています。
==========================
SBIC標準化WG 事務局
宇宙利用ユーザープラットフォーム(SBIC)
フランス提案 GNSS レコード&プレイ試験規格への意見を募集します
フランスは、GNSSの新しい試験標準に関する ISO 25082-1 の新規プロジェクトを提案し、
国際投票にて承認されました。
その内容は、近年発達し低コスト化の進んだソフトウェア送受信機を活用し、
GNSSの電波信号を記録・再生(Record & Replay)して試験を行う方式を
国際的に共通化しようというものです。
もともと欧州規格 EN 16803 シリーズで、欧州の道路交通を対象に
定められたものですが、このたび GNSS全般に拡張し ISO 規格としていく
ことの国際承認が成立しました。
本件について、我が国業界・学会の今後の対応を調整するための意見募集を行います。
~ 終了しました ~
送信頂いた方に、本件に関する詳しい情報ファイルを送付致します。
当記事の投稿から数日中に送信頂いた方には、一両日中を目途に送れる見通しです。
後日となっても適宜対応させて頂きます。
ご意見の返信期限は、2024年8月30日(金)とさせていただきます。
、
何卒よろしくお願い申し上げます。
宇宙利用ユーザープラットフォーム事務局
担当:浅里(ISO/TC 20/SC 14/WG8)
中国による GNSS 国際規定提案に関する意見を募集します
中国は、2024年5月15日にベルリンで開催された ISO/TC 20/SC 14 委員会において、
GNSS仕様を国際的に規定する提案を行いました。
これについて、我が国業界・学会の今後の対応を調整するための意見募集を行います。
~ 終了しました ~
送信頂いた方に上記の情報に関するファイルを送付致します。
当記事投稿から数日中に送信頂いた方には、一両日中を目途に送信する見通しです。、
後日となっても適宜対応させて頂きます。
尚、ご意見の返信期限は、2024年8月30日(金)とさせていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
宇宙利用ユーザープラットフォーム事務局
担当:浅里(ISO/TC 20/SC 14/WG8)
第7回月測位研究会を開催しました
=== 【開催案内】 第7回月測位研究会 ===
下のとおり、月測位研究会を開催しました。
第7回月測位研究会
7th Cis-lunar PNT Conference
日時: 2024年5月28日(火) 13:00-17:00
場所: JAXA 東京事務所(東京・御茶ノ水)
B1階 B101/B102/B103会議室 + オンライン
https://www.jaxa.jp/about/centers/tokyo/pdf/traffic_j.pdf
月測位研究会は、Cis-lunar(月地球圏)の測位(PNT)を対象とし、月における測位
(Lunar PNT)及び地球の低軌道衛星による測位(LEO PNT)を研究範囲としています。
発表資料は次のサイトに掲載しています。
https://qbic-gnss.org/lunar/archives/405
アジェンダ
13:00-13:05 開会挨拶
13:05-13:45 (English)
1.LEO PNT with Nano Satellites
- What is the New Space for GNSS?
Joshua Critchley-Marrows
株式会社アークエッジ・スペース
13:45-14:25
2.LEO PNT Panel at Munich SatNav Summit
and CCSDS Lunar Interoperability Forum
村田 眞哉
宇宙航空研究開発機構
14:25-15:05
3.月面電力供給システムの検討
内田 敦
三菱総合研究所
伊地智 幸一
宇宙システム開発利用推進機構
15:05-15:25 休憩
15:25-16:05
4.月面の平面座標系:続報
三島 研二
株式会社パスコ
16:05-16:45
5.産業界からみた月の座標系の国際調整状況
浅里 幸起
宇宙システム開発利用推進機構
16:45-17:00 閉会挨拶
17:30- 交流懇親会
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宇宙利用ユーザープラットフォーム(SBIC)
事務局
標準化WG 第1回会議を開催しました
==【開催報告】令和6年度 標準化WG 第1回会議(SBIC)==
日時: 2024年5月23日(木) 15:00-16:45
場所: ビデオ会議室 (Teams)
配布資料:
標準111-1 議事次第
標準111-2 標準化会議資料
アジェンダ:
1.前回議事録確認
2.国際標準化に関する討議
(1) 中国によるGNSS仕様の国際規定
中国は、5月のISO/TC 20/SC 14「宇宙システム」国際会議において、
全てのGNSS衛星システムを規定する標準化案を発表しました。中国の
作る標準文書によって、GPSやGalileo等のシステムを規定する内容に
なっており、各国に波紋が広がっています。この標準について、日本
業界がどう対応していくべきか討議しました。
(2) フランス提案 ISO 25082-1への日本としての対応
フランスが提案したISO 25082-1は、新規提案(NP)が国際的に承認され、
規格原案作りが始まりました。
道路交通だけでなく、すべての衛星測位を対象にして、ソフトウェア
送受信機にて、電波信号を記録し、リプレイするデジタル的に完全管理
された新しい試験方法が提案されています。
ISO/AWI 25082-1 Space systems — Assessment of GNSS-based positioning
system — Part 1: Definitions and system engineering procedures for
the establishment and assessment of performances
現状を詳しく報告し、日本業界としての今後対応の仕方について議論しました。
(3) 自動航行船の高精度地図
前年度末に、船舶海洋分野のダイナミックマップについて国土交通省の
ガイドラインが発行され、これを受けて、民間において、自動運行船向け
地図の仕様作成のグループを結成し、共同して技術仕様を策定していく
計画が進んでいます。この計画を紹介し、参加を呼びかけました。
3.相対位置情報の標準化に関する討議
当WGにて開発している「相対位置」のフォーマットについて、国際標準
化機構における動きを報告し、今後の展開について議論しました。
4.その他の事項
今後の日程ほか。
=========
SBIC標準化WG 事務局
宇宙利用ユーザープラットフォーム(SBIC)
ベルリン開催の ISO/TC 20/SC 14 に参画しました
2024年5月13-17日に、ドイツ連邦ベルリン市のドイツ規格協会(DIN)
において開催された ISO/TC 20/SC 14 国際会議に参画・出席しました。
ISO/TC 20/SC 14
https://www.iso.org/committee/46614.html
2024年度 みちびきを利用した実証事業公募のお知らせ
■2024年度 みちびきを利用した実証事業公募のお知らせ
・[募集] 2024年度 みちびきを利用した実証事業公募
https://qzss.go.jp/info/information/applidemo_240401.html
・みちびきを利用した実証事業
https://qzss.go.jp/ex-demo/
■応募対象事業
多種多様な実際の利用環境下におけるみちびきの利活用ニーズを満たせるよう、
みちびきを使った製品・サービスの事業化の観点や、みちびき対応受信機や
ソフトウエアなど、市場の拡大や新たな分野への展開に効果的な技術の開発の
観点から実施する、実際の利用環境を想定した実証を対象とします。
なお、 みちびきの以下のサービスをいずれか少なくとも1つは用いた実証事業
であることが必要です。
・サブメータ級測位補強サービス(SLAS)
・センチメータ級測位補強サービス(CLAS)
・高精度測位補強サービス(MADOCA-PPP)
・災害・危機管理通報サービス
・衛星安否確認サービス
・信号認証サービス
・みちびきからの時刻情報
■応募対象
日本国内の企業、又は企業から委託を受けている研究機関及び高等専門学校、
大学、大学院。複数の企業や研究機関、高専、大学、大学院による応募、
同一申請者から複数の実証事業に申請することも可能です。
※国や自治体が募集する公募や補助金等の公的な金銭支援をすでに受けている
案件等と重複して応募することはできません。
■応募期間
2024年4月1日(月)~2024年5月31日(金)17時00分(必着)
■説明会
公募に係る説明会を以下の通り実施いたします。応募をご検討の方は可能な
限り説明会への参加をお願いいたします。
【説明会開催概要】
・日時:2024年4月24日(水)11時00分~12時00分
・場所:Zoomウェビナーを使用したオンライン開催
説明会への参加を希望する方は、下記 URL にて事前登録をお願いいたします。
※参加人数によっては入室制限がかかる場合があります。
なおその場合は、後日追加の説明会を実施いたします。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_-NoqwDpNT3qOvASR328eIw
標準化WG 第6回会議 を開催しました
2023年度最後の標準化WGを開催しました。
日時: 2024年3月7日(木) 15:00-17:00
場所: オンライン会議室 (Teams)
会議資料:
標準106-1 会議式次第
標準106-2 標準化会議資料 (契約制限あり掲載終了)
アジェンダ:
1.前回議事録確認
2.国際標準化に関する討議
(1) フランス提案 ISO/NP 25082-1への日本としての対応
フランスから、道路交通に於ける衛星測位に関するISO規格の提案が
あり、国際標準化する作業に向けた投票が行われます。
宇宙利用 ― GNSS測位システムの評価 ― 第1部:性能の確立と評価
のための定義とシステムエンジニアリングの手順
Space systems — Assessment of GNSS-based positioning system — Part 1:
Definitions and system engineering procedures for the establishment and
assessment of performances
基準作りに必要なパラメータの洗い出しが詳細で、細かく考えられた
内容になっています。
日本の業界として、どのように対応していくか、討議します。
また、既に国内から集まったコメントを紹介しました。
NP: New Proposal
(2) 自動運行船の高精度地図
船舶海洋分野のダイナミックマップのガイドライン開発が進んでいます。
地図精度に関する議論があり、船舶航法関係者からは、現実の座標に
合わない元期座標の利用は、原理的に安全が確保できないため、受け
入れられない、との強い意見が出て、議論がありました。
議論を紹介し、参加者で討議しました。
(3) IEC 61108 舶用SBAS、舶用NavIC受信機
IECの舶用受信機について、現在までの状況を報告し、内容について
討議を行いました。
3.相対位置情報の標準化に関する討議
当WGにて開発している「相対位置」のフォーマットについて、
国際標準化に向けた道すじについて報告・議論しました。
4.その他の事項
今後の日程ほか。
==========================
SBIC標準化WG 事務局
宇宙利用ユーザープラットフォーム(SBIC)
ISO提案「月の基準座標系」に対する意見を募集します
日本による月への着陸成功など、月への道が開けていますが、基準座標系など
基本的な共通基盤について、国際法上の根拠を与えるための ISO 提案を日本で
準備しています。
ISO Feasibility Document
Space systems — Lunar reference system for spatial coordinates
これは、既に事実上のデファクトとなっている NASA ジェット推進研究所(JPL)
が開発した DE421 座標系に、WTO条約上の根拠を与えて共通化し、産業分野で
使いやすくしようというものです。
ご関心のある方に、ドラフト版を送付しますので、下のフォームより申し込み、
ご意見・コメント等をお寄せください。
なお、ドラフト版は、一両日中を目途に送付されます。
ご意見・コメントの募集期限は、2024年4月12日です。
~ 終了しました ~
よろしくお願い申し上げます。
略語
JPL Jet Propulsion Laboratory, ジェット推進研究所(NASA)
WTO World Trade Organization, 世界貿易機関