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年別アーカイブ: 2024

標準化WG 第1回会議を開催しました

==【開催報告】令和6年度 標準化WG 第1回会議(SBIC)==

日時: 2024年5月23日(木) 15:00-16:45
場所: ビデオ会議室 (Teams)

配布資料:
標準111-1 議事次第
標準111-2 標準化会議資料

アジェンダ:
1.前回議事録確認

2.国際標準化に関する討議

(1) 中国によるGNSS仕様の国際規定

 中国は、5月のISO/TC 20/SC 14「宇宙システム」国際会議において、
全てのGNSS衛星システムを規定する標準化案を発表しました。中国の
作る標準文書によって、GPSやGalileo等のシステムを規定する内容に
なっており、各国に波紋が広がっています。この標準について、日本
業界がどう対応していくべきか討議しました。

(2) フランス提案 ISO 25082-1への日本としての対応

 フランスが提案したISO 25082-1は、新規提案(NP)が国際的に承認され、
規格原案作りが始まりました。
 道路交通だけでなく、すべての衛星測位を対象にして、ソフトウェア
送受信機にて、電波信号を記録し、リプレイするデジタル的に完全管理
された新しい試験方法が提案されています。

ISO/AWI 25082-1 Space systems — Assessment of GNSS-based positioning
system — Part 1: Definitions and system engineering procedures for
the establishment and assessment of performances

現状を詳しく報告し、日本業界としての今後対応の仕方について議論しました。

(3) 自動航行船の高精度地図

 前年度末に、船舶海洋分野のダイナミックマップについて国土交通省の
ガイドラインが発行され、これを受けて、民間において、自動運行船向け
地図の仕様作成のグループを結成し、共同して技術仕様を策定していく
計画が進んでいます。この計画を紹介し、参加を呼びかけました。

3.相対位置情報の標準化に関する討議

 当WGにて開発している「相対位置」のフォーマットについて、国際標準
化機構における動きを報告し、今後の展開について議論しました。

4.その他の事項
 今後の日程ほか。

=========
SBIC標準化WG 事務局
宇宙利用ユーザープラットフォーム(SBIC)

宇宙利用サービスの利活用推進

 
 
 

ベルリン開催の ISO/TC 20/SC 14 に参画しました

2024年5月13-17日に、ドイツ連邦ベルリン市のドイツ規格協会(DIN)
において開催された ISO/TC 20/SC 14 国際会議に参画・出席しました。

ISO/TC 20/SC 14
https://www.iso.org/committee/46614.html

 
 
 

2024年度 みちびきを利用した実証事業公募のお知らせ

■2024年度 みちびきを利用した実証事業公募のお知らせ
・[募集] 2024年度 みちびきを利用した実証事業公募
 https://qzss.go.jp/info/information/applidemo_240401.html
・みちびきを利用した実証事業
 https://qzss.go.jp/ex-demo/

■応募対象事業
多種多様な実際の利用環境下におけるみちびきの利活用ニーズを満たせるよう、
みちびきを使った製品・サービスの事業化の観点や、みちびき対応受信機や
ソフトウエアなど、市場の拡大や新たな分野への展開に効果的な技術の開発の
観点から実施する、実際の利用環境を想定した実証を対象とします。
なお、 みちびきの以下のサービスをいずれか少なくとも1つは用いた実証事業
であることが必要です。
・サブメータ級測位補強サービス(SLAS)
・センチメータ級測位補強サービス(CLAS)
・高精度測位補強サービス(MADOCA-PPP)
・災害・危機管理通報サービス
・衛星安否確認サービス
・信号認証サービス
・みちびきからの時刻情報

■応募対象
日本国内の企業、又は企業から委託を受けている研究機関及び高等専門学校、
大学、大学院。複数の企業や研究機関、高専、大学、大学院による応募、
同一申請者から複数の実証事業に申請することも可能です。
※国や自治体が募集する公募や補助金等の公的な金銭支援をすでに受けている
案件等と重複して応募することはできません。

■応募期間
2024年4月1日(月)~2024年5月31日(金)17時00分(必着)

■説明会
公募に係る説明会を以下の通り実施いたします。応募をご検討の方は可能な
限り説明会への参加をお願いいたします。

【説明会開催概要】
・日時:2024年4月24日(水)11時00分~12時00分
・場所:Zoomウェビナーを使用したオンライン開催

説明会への参加を希望する方は、下記 URL にて事前登録をお願いいたします。
※参加人数によっては入室制限がかかる場合があります。
 なおその場合は、後日追加の説明会を実施いたします。

https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_-NoqwDpNT3qOvASR328eIw

 
 
 

SBIC 標準化WG 第6回会議 を開催しました

2023年度最後の標準化WGを開催しました。


日時: 2024年3月7日(木) 15:00-17:00
場所: オンライン会議室 (Teams)

会議資料:
標準106-1 会議式次第
標準106-2 標準化会議資料 (契約制限あり掲載終了)

アジェンダ:
1.前回議事録確認

2.国際標準化に関する討議

(1) フランス提案 ISO/NP 25082-1への日本としての対応

 フランスから、道路交通に於ける衛星測位に関するISO規格の提案が
あり、国際標準化する作業に向けた投票が行われます。

宇宙利用 ― GNSS測位システムの評価 ― 第1部:性能の確立と評価
のための定義とシステムエンジニアリングの手順

Space systems — Assessment of GNSS-based positioning system — Part 1:
Definitions and system engineering procedures for the establishment and
assessment of performances

基準作りに必要なパラメータの洗い出しが詳細で、細かく考えられた
内容になっています。

日本の業界として、どのように対応していくか、討議します。
また、既に国内から集まったコメントを紹介しました。
NP: New Proposal

(2) 自動運行船の高精度地図

 船舶海洋分野のダイナミックマップのガイドライン開発が進んでいます。
地図精度に関する議論があり、船舶航法関係者からは、現実の座標に
合わない元期座標の利用は、原理的に安全が確保できないため、受け
入れられない、との強い意見が出て、議論がありました。
議論を紹介し、参加者で討議しました。

(3) IEC 61108 舶用SBAS、舶用NavIC受信機

 IECの舶用受信機について、現在までの状況を報告し、内容について
討議を行いました。

3.相対位置情報の標準化に関する討議

 当WGにて開発している「相対位置」のフォーマットについて、
国際標準化に向けた道すじについて報告・議論しました。

4.その他の事項
 今後の日程ほか。

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SBIC標準化WG 事務局
宇宙利用ユーザープラットフォーム(SBIC)

宇宙利用サービスの活用推進

ISO提案「月の基準座標系」に対する意見を募集します

日本による月への着陸成功など、月への道が開けていますが、基準座標系など
基本的な共通基盤について、国際法上の根拠を与えるための ISO 提案を日本で
準備しています。

ISO Feasibility Document
Space systems — Lunar reference system for spatial coordinates

これは、既に事実上のデファクトとなっている NASA ジェット推進研究所(JPL)
が開発した DE421 座標系に、WTO条約上の根拠を与えて共通化し、産業分野で
使いやすくしようというものです。

ご関心のある方に、ドラフト版を送付しますので、下のフォームより申し込み、
ご意見・コメント等をお寄せください。
なお、ドラフト版は、一両日中を目途に送付されます。
ご意見・コメントの募集期限は、2024年4月12日です。

~ 終了しました ~

よろしくお願い申し上げます。

 

略語
JPL Jet Propulsion Laboratory, ジェット推進研究所(NASA)
WTO World Trade Organization, 世界貿易機関

 
 
 

第7回 月測位研究会の発表者を募集します

第7回 月測位研究会 の発表者を募集します。次のフォームより申し込みください。
https://forms.office.com/r/RmN0fx0LZ0

この研究会は、地球から月までの領域における測位、すなわち
低軌道衛星(LEO)による測位、月での測位(Lunar PNT)及び
関連する技術を対象範囲にしています。

開催概要は次のとおりです。
 日時:2024年5月28日(火) 13:00~17:00
 場所:JAXA東京事務所(東京・御茶の水)<ウェブ配信あり>
    B1階 B101/B102/B103 会議室 
    https://www.jaxa.jp/about/centers/tokyo/pdf/traffic_j.pdf
 発表時間:30分程度 (質疑込み;都合により多少調整する場合があります)

募集期限は、2024年4月12日(金)です。

なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 
 
 

ISO NP25082-1 衛星測位規格 への意見を募集します

衛星測位の応用に関する国際的なルール形成・標準化が進んでおります。
この度、フランスから、次の国際標準化提案がありました。

Space systems — Assessment of GNSS-based positioning system —
Part 1: Definitions and system engineering procedures for the
establishment and assessment of performances

これは、既に欧州規格になっている EN 16803-1 を ISO にしようとするもので、
現在、新規提案(NP)段階です。

ご関心のある方に、ドラフト版を送付しますので、下のフォームより申し込み、ご意見・コメント等をお寄せください。
なお、ドラフト版は、一両日中を目途に送付されます。
ご意見の募集期限は、2024年3月21日です。

~ 終了しました ~

よろしくお願い申し上げます。

 
 
 

第6回 月測位研究会 を JAXA東京事務所 で開催しました

第6回目となる月測位研究会を開催しました。

日時:2024年2月6日(火) 13:00~17:00
場所:JAXA 東京事務所(東京・お茶の水)
   B1階 B101/B102/B103会議室 +オンライン(ハイブリッド形式)
参加費: 無料

◆ 発表資料のダウンロードは次のページからできます。◆
https://qbic-gnss.org/lunar/archives/293

トピックス

月測位研究会では、月測位(Lunar PNT)だけでなく、範囲を月地球圏に拡大し、地球の低軌道衛星による測位(LEO PNT)も研究の範囲としています。

アジェンダ

・開会挨拶

・シスルナ圏における時空間同期
 志賀信泰
 情報通信研究機構(NICT)

・超小型月測位衛星LunaCubeの開発
 海老沼拓史
 中部大学 理工学部宇宙航空学科

・低軌道衛星による衛星測位(仮題)
 発表者調整中

・Report of Lunar PNT Panel at MGA2024
 村田眞哉
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)

・Report of LEO PNT Panel at MGA2024
 村田眞哉
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)

・月地球圏の測位とルール形成:月基準座標と低軌道利用
 浅里幸起
 一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構(J-spacesystems)

・月面の平面直交座標系について
 三島研二
 株式会社パスコ

・閉会挨拶

ネットワーキング懇親会
17:00~ 研究会終了後 ネットワークキング懇親会 @お茶の水

 

主催:
 月測位研究会
 宇宙利用ユーザープラットフォーム(SBIC)
共催:
 一般社団法人測位航法学会
 測位技術振興会

 

問合せ先

月測位研究会 事務局 <村田(JAXA), 浅里(JSS>
lunar@qbic-gnss.org

 
 
 

第14回 Multi-GNSS Asia (MGA) 年次総会がタイで開催されました

第14回 Multi-GNSS Asia (MGA) 年次総会が タイ の チェンラーイ で開催されました。

14th Multi-GNSS Asia Annual Conference
https://www.mga-conference.com/

Multi-GNSS Asia (MGA)
https://www.multignssasia.com/

・衛星測位 GNSS/PNT
・月測位 Lunar PNT
・低軌道衛星 LEO PNT
など最新の情報と討議が行われました。

 
 
 

SBIC 標準化WG第5回会議 を開催しました

QBIC活動を引き継ぎ、衛星測位や位置情報の標準化を進めるWGを開催しました。


日時: 2024年1月18日(木) 15:00-17:00
場所: JSS ビデオ会議室 (Teams)

アジェンダ 式次第
1.前回議事録確認

2.国際標準化の進捗報告の討議
 リーダー報告
 サブリーダー報告 (契約制限あり掲載終了)

(1) 妨害耐性を向上する時刻情報の国際標準化
  前回 WG におけるリーダー報告のとおり、欧州を中心に妨害耐性を向上
  した国際標準化が進んでおり、日本業界の対応について、討議し、
  今後の対応を調整します。

(2) 衛星測位を含む宇宙利用サービスの日本産業規格(JIS)化
  宇宙機を利用したサービスについて、和文による産業規格の整備に
  ついて、現状を報告し、今後の対応について討議します。

(3) 地球/月圏の宇宙利用サービスの国際標準化
  月の基準座標系や、課題となっている南極地域の高精度な平面直角
  座標系を取り扱う図法など、日本から提案を計画する内容と、今後
  の計画について報告し、今後の対応を議論します。  

(4) 宇宙天気の国際標準化・日本産業規格化
  半導体微細化・北極圏航法・高高度航法に関し、太陽や他の天体
  からの宇宙放射線がエレクトロニクス等に与える影響を取り扱う
  「宇宙天気」標準化について、ISO秋期国際会議では、宇宙環境を
  担当する WG4 とダウンストリームを担当する WG8 で合同会合が
  開催されました。本件について、報告および討議を行います。
  ※ 特に衛星測位では電離層の影響が問題になります。

(5) 当WGが開催した国際標準規格案について、国際標準策定の状況を
  報告し、今後の対応について議論します。

3.相対位置情報の標準化に関する討議 ドラフト第二版
 当WGにて開発した「相対位置」のフォーマットについて、公開意見
募集の結果を報告し、規格仕様に反映します。
また、国際標準化について議論します。

4.その他の事項
 今後の日程ほか。